■形態
・単眼は複眼から離れた位置に存在する
・median ocellus有り
・Legs with trichia irregularly arranged along entire length of tibia
・Thorax with laterotergite bare or haired
・Thorax with mediotergite bare
・wing membrane without macrotrichia(のはず)
・Wing vein R1 long, several times as long as crossvein r–m, nearly always ending in distal 1∕3 of wing
・Sc ending free or in R
・crossvein r-m oblique.
・Wing with point of furcation of posterior fork (M4 and CuA) usually before point of furcation of anterior fork (M1+M2)
・crossvein sc–r, if present, close to apex of vein Sc;
・vein R2+3 present or absent
・vein C produced beyond apex of vein R4+5
2022年5月14日土曜日
Dziedzickia属メモ
2020年5月22日金曜日
Mycetophilidae-Sciophilinae-Sciophilini-Leptomorphus
Genus Leptomorphus Curtis, 1831
日本では2014年時点の目録で
(Subgenus Dimonus Walker, 1848)
Leptomorphus panorpiformis (Matsumura, 1915) ツマグロオオキノコバエ
(Subgenus Leptomorphus Curtis, 1831)
Leptomorphus babai Sasakawa 1961 ババコシボソキノコバエ
Leptomorphus quadrimaculatus (Matsumura, 1916) ヨツモンコシボソキノコバエ
の3種が記録されている。
世界では45種が記録されている模様。(Borkent, 2012)
◆体長(Borkent, 2012)
でかあああい! 説明不要ッ!
6mm~14mmくらい
◆主な形態的特徴(Borkent, 2012)
・体は黄色 or 赤みがかった橙色 or 黒色
・加えて、明るい青い構造色を呈する
・単眼は3つ
・複眼の各個眼には毛がない or 微小な毛をもつ
・翅の表面にはマクロトリキア(ソケットのある毛)が生える。長さは皆同じ。
ミクロトリキア(ソケットがない毛)は生えない
・翅のC脈(Costa vein)はR5脈まで伸びる。 R5脈を超えない.
・M4脈とCuA脈の分岐点は、M1とM2脈の分岐点より前方にある.
・M1脈の基部は完全.
・anepimeron(上後側板)とpreepisternum2(前前側板2)は裸
・antepronotum(前前背板)とproepisternum(前胸前腹板)は毛がはえる(setose)
・abdominal sternites with two mediolateral fold lines.(腹部腹板の外側と内側に二つの線が走る?)
◆生態的特徴
・この属の幼虫は粘液を体の周りに張り巡らす。
・朽木やキノコなどに糸をかけて中央で蛹化する。
・雄が羽化近い雌の蛹にくっついて羽化した瞬間に交尾する。
・L.panorpiformisは膏薬型の菌類を食す?
・日本で記録されていない L.walkeriはPoria vaporariaを食す?(Madwar & Keilin 1937)
・L.forsipatusはキウロコタケ(Stereum hirsutum)やStereum subtomentosum、Trichaptum属の菌類を食す? (Sevcik, 2010) (Zaitzev & Sevcik 2002)
2020年3月11日水曜日
朽木から得られた? Acnemia sp.(2個体)
2020/02/06
某場所(どこやねん)で見つけた黄色いチャワンタケみたいのが生えてる朽木を持ち帰った。
朽木にキノコバエ様の幼虫がいたからである。
冷温庫に保存して...月日は流れ
2020/03/10(夜中)
キノコバエ類の成虫が1匹出てきていることに気付き、回収。
その後、朽木上で糸が重なっているところをピンセットでいじったらなんともう1匹成虫がもそもそと出てきた。万歳。 即回収。
調べてみたところ
Mycetophilidae-Sciophilinae-Sciophilini
キノコバエ科のAcnemia属であることがわかった。
幼虫は朽木を食べて育ったのだろうか。
それとも、黄色いチャワンタケみたいのを食べて育ったのだろうか
ちとわからない。
朽木でワイワイする種、木から生える菌類でワイワイする種 どちらもいるようだ
(Jakovlev, 2011)など
Jakovlev氏が引用した元の文献を見たい...。
書籍っぽい。
某場所(どこやねん)で見つけた黄色いチャワンタケみたいのが生えてる朽木を持ち帰った。
朽木にキノコバエ様の幼虫がいたからである。
冷温庫に保存して...月日は流れ
2020/03/10(夜中)
キノコバエ類の成虫が1匹出てきていることに気付き、回収。
その後、朽木上で糸が重なっているところをピンセットでいじったらなんともう1匹成虫がもそもそと出てきた。万歳。 即回収。
調べてみたところ
Mycetophilidae-Sciophilinae-Sciophilini
キノコバエ科のAcnemia属であることがわかった。
幼虫は朽木を食べて育ったのだろうか。
それとも、黄色いチャワンタケみたいのを食べて育ったのだろうか
ちとわからない。
朽木でワイワイする種、木から生える菌類でワイワイする種 どちらもいるようだ
(Jakovlev, 2011)など
Jakovlev氏が引用した元の文献を見たい...。
書籍っぽい。
全形 |
頭部と胸部ちょっと拡大 |
折れてるけど、翅。 forkが一つ。 |
頭部ちょいと拡大。 ちょっと潰れてるわね... |
頭部の背面、胸部背面(一部) 単眼が複眼から離れている。 |
抜け殻 なーいす |
2019年10月28日月曜日
Allactoneura. spの幼虫と成虫さん
20191020 埼玉県 採集
Allactoneura sp.(シワバネキノコバエ属の一種)の幼虫さんと成虫さん(羽化直後)
朽木の裏側(地面と接している側)に、キノコバエ類の幼虫がいたので持ち帰った。
持ち帰ったのを家で見てみたら、周りに糸を張り巡ら始めた。
この様子を撮った後、冷温庫で18°で、小さめのケース(あとで書くんだ)に入れて保管していた。 次の日見てみたら蛹になっていた。(20191021)
そして...
2019-10-26の午前2時くらいに見たところ、成虫が羽化していた。
が...糸で作成した巣(?)内から出ているわけではなく、翅が伸びきっておらず体もまだ完全に変態し終わっていないという状態で動かなくなっていたので、亡くなったのではないかと思った。
その後...写真を撮ろうとデジタル顕微鏡で詳しく見てみたら...なんと、小顎鬚と腹部が動いているではないか。
顕微鏡でみる前はすぐに標本にしようと思ったのだが、まだ生きているのならばワンチャンスあるのではないかと感じ、小さなケースの蓋を開けたまま大きめの虫かごへ移した。
土日ととある場所へ出かけ、帰ってきたあと見てみたら
小さなケースにはおらず、虫かごの壁にくっついていた。
小さなケースにはおらず、虫かごの壁にくっついていた。
羽化成功だー!
と喜んで 記事を書いているところ... 虫かごをまたみてみたら壁にいないではないか。
どうしたのだろうと見てみたら、底で倒れている... 実質土日の間放置されたせいか、羽化は成功したものの生理的には状態はよくなかったせいか わからぬが... このあとすぐ亡くなってしまうであろう。
羽化後飼育しようと思っていたわけではないので亡くなっても困りはしないのだが... なんだか悲しい... ごめんなさい...という感じである...。
持ち帰ったおかげで、幼虫の生態 蛹の形態 成虫の姿(種類 現在は属名までだが。)がわかったのでとてもよかった。
ありがとう。
幼虫が糸を張り巡らせる動画
上から 全体 |
上から 拡大 |
角度を変えて。 顔と脚の基部 |
なんかよくわかんないやつ |
顔、前脚の基部を拡大。 立派なまつ毛と小顎鬚。 |
小顎鬚と腹部が動いています。 すごい。
2019年10月18日金曜日
Allactoneura sp.
20190922 とある県のとある駅のホームで3個体採集した。
すべて♀かもしれない...。
ネットで簡単に調べてみるだけでGenus Allactoneuraの仲間の可能性が高いとはわかったが、これで終わりにしたら細かい特徴が何もわからないので だめです。
旧北区のマニュアルの検索表を用いた結果、
・翅の幅が広い
・複眼の後方から剛毛(bristle)が生えている
・盾板(scutum)や腹部(abdomen)の毛が倒れている
・翅のR脈(Radial vein)に剛毛(setae)が密に生えている
・脛脚(tibial)に生えている剛毛(setae)がきれいに並んでいない
・単眼(Ocelli)が複眼から離れている
などの特徴から、Allactoneura sp.ということがわかった。
これだけだと大雑把すぎる気がするのでまた追記します
・翅の幅が広い
・複眼の後方から剛毛(bristle)が生えている
・盾板(scutum)や腹部(abdomen)の毛が倒れている
・翅のR脈(Radial vein)に剛毛(setae)が密に生えている
・脛脚(tibial)に生えている剛毛(setae)がきれいに並んでいない
・単眼(Ocelli)が複眼から離れている
などの特徴から、Allactoneura sp.ということがわかった。
これだけだと大雑把すぎる気がするのでまた追記します
Allactoneuraの詳しい何か
①Allactoneuraは現在何種世界で記録されているのか
1−1現在Allactoneuraは
・A.argentosquamosa (Enderlein, 1910) (from Seychelles)
記載文献
The Percy Sladen Trust Expedition to the Indial Ocean in 1905. V. Diptera, Mycetophilidae (1910)
・A.cincta de Meijere,1907 (from Java)
記載文献
Studien über südostasiatische Dipteren. I (1907)
・A.neocaledonica Matile, 1993 (from New Caledonia)
記載文献
Dipteres Mycetophiloidea de Nouvelle-Caledonie. 5. Mycetophilidae Leiinae et Manotinae (1993)
・A. obscurata (Walker, 1865) (from Salawati)
記載文献
Descriptions of some new species of Dipterous insects from the Island of Salwatty, near New Guinea (1865)
・A. papuensis Bechev, 1995 (from Irian Java)
記載文献
A. papuensis spec. nov. from New Guinea (Insecta: Diptera: Mycetophilidae) (1995)
・A. ussuriensis Zaitzev, 1981 (from Ussuri)
記載文献
Composition and systematic position of the genus Allactoneura de Meijeri (Diptera, Mycetophilidae)
・A. veiti Theobald, 1937 (from France)
記載文献
Les insectes fossiles des terrains Oligocénes de France (1937)
・A. akasakana (2005) (from Japan, Tokyo)
記載文献
Fungus gnats, lauxaniid and agromyzid flies (Diptera) of the Imperial Palace, the Akasaka Imperial Gardens and the Tokiwamatsu Imperial Villa, Tokyo. (2005)
の計8種が記録されている模様?
(by Fungus gnat online http://sciaroidea.info/taxonomy/42126) (2019/10/22 25:24閲覧)
1-2
一寸のハエにも五分の大和魂 改の過去ログにて
三枝氏によると、2008年の時点で
シノニムとされているのを除いたら
A.cincta de Meijere,
A.obscurata (Walker),
A.argenteosquamosa (Enderlein),
A.ussuriensis Zeitzev,
A.akasakana Sasakawa
の計6種が記録されていた模様?
http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi
(ワード検索にてAllactoneuraと入力すれば出てきます)
しかし、1-1に書いた種で、1-2に載っていない A.veltiやA.papuensisについては2008以前にはすでに記載されている。 うむむ、一体何が...?
それぞれの種についての特徴はまた後日調べるとす。
三枝氏が一部の種については掲示板にて詳しく記してくださっているのだが、自分で調べたいのである。
③各種の主な特徴
④日本に生息するA.akasakana Sasakawa について
全体 |
翅です 状態は悪いですが...。 |
頭部と胸部 |
脚。 Setaeの生え方がきれいではないことがこの画像から わか...るか...? |
頭部前面。イケメン。 |
頭部横から。 複眼の後方からBristleが生えていること がわか...るね! |
単眼があるということを示したい画像 |
Allactoneuraに関する記事一覧
・Allactoneura. spの幼虫と成虫さん(20191028投稿)
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