双翅目(DIptera/ハエ目)の文献・サイト集です
随時更新します。
※最終更新日 2022/07/06 23:28
以下の2つの文献を元にして作成しております
中山恒友. 2015. 双翅目同定のための文献集 その1 インセクト( とちぎ昆虫愛好会) 66(2)141-148,
中山恒友. 2016. 双翅目同定のための文献集 その2 インセクト( とちぎ昆虫愛好会) 67(2)140-146.
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■日本にどんな双翅目が生息するのか把握するのに役立つ文献・サイト
①.日本昆虫目録編集委員会(編). 2014a. 日本昆虫目録 第8巻 双翅目 vol. 1. 日本昆虫学会. 櫂歌書房, 福岡. 539p.
②日本昆虫目録編集委員会(編). 20146. 日本昆虫目録 第8巻 双翅目 vol. 2. 日本昆虫学会. 櫂歌書房, 福岡.562p.
③日本産昆虫目録データベース
http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/mokuroku/index-j.html
④知られざる双翅目のために
http://diptera-bio.jimdo.com/
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■双翅目全般を調べる時に役立つ文献・サイト
①Papp, L., & Darvas, B., (Editors). 1997. Contributions to a Manual of Palaearctic Diptera 1: General and Applied Dipterology. Science Herald, Budapest. 978p
①Papp, L., & Darvas, B., (Editors). 1997. Contributions to a Manual of Palaearctic Diptera 1: General and Applied Dipterology. Science Herald, Budapest. 978p
・必須とも言える書籍の一つだが、残念ながら絶版で入手困難である
・英語
・成虫、幼虫の形態の細かな解説
・成虫の科の検索表/幼虫の科の検索表あり
・旧北区のハモグリバエ科の属までの検索表あり
②Papp, L., & Darvas, B., (Editors). 1997. Contributions to a Manual of Palaearctic Diptera 2: Nematocera and Lower Brachycera. Science Herald, Budapest. 592p.
・必須とも言える書籍の一つだが、残念ながら絶版で入手困難である
・英語
・NematoceraとLower Brachyceraの各分類群の属までの検索表あり(幼虫の検索表が載っている分類群もある)
・アシナガバエ科は載っていないので注意.
③Papp, L., &Darvas, B., (Editors), 1998. Contributions to a Manual of Palaearctic Diptera 3: Higher Brachycera. Science Herald, Budapest. 880p.
・必須とも言える書籍の一つだが、残念ながら絶版で入手困難である
・英語
・Higher Brachyceraの各分類群の属までの検索表あり(幼虫の検索表が載っている分類群もある)
・ミバエ科、イエバエ科などは載っていないので注意
④Papp, L., &Darvas, B., (Editors), 1998. Contributions to a Manual of Palaearctic Diptera 4: Appendix: Higher Brachycera. Science Herald, Budapest. 604p.
・必須とも言える書籍の一つだが、残念ながら絶版で入手困難である
・英語
・②〜③には載っていない分類群が載っている
・クロバネキノコバエ上科を除いたキノコバエ類、ユスリカ科等.
・アシナカバエ科、ミバエ科、イエバエ科は載っていません
⑤平嶋義宏・森本桂(監修).2008. 新訂 原色昆虫大図鑑 第Ⅲ巻. 北隆館, 東京.654p.
・双翅目の概説(形態の解説、科の一覧など)
・科の検索表有り。 日本に生息するすべての双翅目の科を辿れる...はず。
(細かな形態が解説されてるわけではないので、慣れていないと始めはうまく辿れないかもしれない)
⑥笹川滿廣. 2001. 双翅目. 奥谷禎一(監修), 原色ペストコントロール図説 第V集. 日本ペストコントロール協会, 東京. p.246-380.
⑦田中和夫, 2000. 屋内害虫の同定法(2)双翅目の科の検索表,家屋害虫22(2): 95-141.
・図が豊富で解説もとてもわかり易いが、一部の科は載っていない模様.
なので、この文献だけでは残念ながら不十分である。 が、参考になることは間違いなし。
⑧McAlpine, J. F., Peterson, B. V., Shewell, G. E., Teskey, H. J., Vockerot, J. R., Wood, D. M., 1983. Manual of Nearctic Diptera. Volume 1. Biosystematics Research Institute Ottawa, Ontario. 674p.
・ネットでPDF入手可能?
・新北区の双翅目を調べるならコレ。
⑨McAlpine, J. F., Peterson, B. V., Shewell, G. E., Teskey, H. J., Vockerot, J. R., Wood, D. M., 1987. Manual of Nearctic Diptera. Volume 2. Biosystematics Research Institute Ottawa, Ontario. 658p.
・ネットでPDF入手可能?
・新北区の双翅目を調べるならコレ。
⑩Kirk-Spriggs, A.H. & Sinclair, B.J. (eds). 2017. Manual of Afrotropical Diptera. Volume 1. Introductory chapters and keys to Diptera families. Suricata 4. South African National Biodiversity Institute, Pretoria.
・⑩〜⑫は以下URLより、PDFを入手することができる
https://www.nhm.ac.uk/our-science/our-work/biodiversity/manual-afrotropical-diptera.html
・旧熱帯区の双翅目を調べるならコレ。
・図だけでなくカラー写真がとても豊富で、見ているだけで楽しい。
・成虫の科の検索表が絵解き形式になってるので、とてもわかりやすい。
が、クチキバエモドキ科など一部の科が載っていないので 科を調べるときは他の文献も参考にすべし。
⑪Kirk-Spriggs, A.H. & Sinclair, B.J. (eds). 2017. Manual of Afrotropical Diptera. Volume 2. Nematocerous Diptera and lower Brachycera. Suricata 5. South African National Biodiversity Institute, Pretoria.
・旧熱帯区の双翅目を調べるならコレ。
・図だけでなくカラー写真がとても豊富で、見ているだけで楽しい。
⑫Kirk-Spriggs, A.H. & Sinclair, B.J. (eds). 2021. Manual of Afrotropical Diptera. Volume 3. Brachycera–Cyclorrhapha, excluding Calyptratae. Suricata 8. South African National Biodiversity Institute, Pretoria.
・旧熱帯区の双翅目を調べるならコレ。
・図だけでなくカラー写真がとても豊富で、見ているだけで楽しい。
⑬Manual of Afrotropical Diptera. Volume 4.
・未発売
・2022年発売予定?
⑭Xue Wanqi & Chao Chienming 1996. 中国蝿類(Flies of China) 上巻/下巻
・中国語
・中国の双翅目. 各分類群について、属や種までの検索表あり.
・図が豊富.
・中国に生息する双翅目の全分類群が載っているわけではない。(はず)
・ヤドリバエ科等を調べる時に重宝する。
China Scientific Book Services
https://www.hceis.com/home/book_view.aspx?id=1645&ISBN=9787538119809&EnName=Flies+of+China+(2+-Vol.+set)+(+Ebook%2c+PDF+file)
(PDFファイルの販売)
や
NHBS
https://www.nhbs.com/flies-of-china-2-volume-set-book
などから購入できる かもしれない。
⑮FLIES - The Natural History and Diversity of Diptera Stephen A. Marshall (2012) Firefly Press Ltd., 616 pp.
・世界中の双翅目をきれいなカラーの生態写真(一部は標本)を用いて紹介。
・双翅目の多様性を知るのに最適な1冊だと思う。
・読んでいて興奮すること間違いなし。
・Amazonで14,000円ほどで購入できます 実質タダ。
⑯Key to the insects of Russian Far East. Vol. 6. Diptera and Siphonaptera. Pt 1〜4
・ロシア語
・極東ロシアに生息する双翅目の検索表や図など.
・日本と共通する種が載っているので、参考になる。
⑰Sevcik, Jan. (2010). Czech and Slovak Diptera associated with fungi.
・英語
・チェコとスロバキアに生息する双翅目について、菌類(キノコ)から得られた種の記録をまとめたもの。
・どれほどの双翅目が菌類を利用しているのか知るのにとても役立つ。
⑱Hackman W. & Meinander M. (1979): Diptera feeding as larvae on macrofungi in Finland. – Ann. Zool. Fennici, 16: 50–83.
・⑰のフィンランド版.(大きなキノコに限る。)
⑳Buxton P. A. (1961): British Diptera associated with fungi. III. Flies of all families reared from about 150 species of fungi. – Entomologist’s Monthly Magazine, 96: 61–94.
・⑰のイギリス版。
別の文献としてその1とその2がある
・その1はタマバエ科に絞られている。(6ページほど)
・その3は変形菌から得られた双翅目についてまとめられている(8ページほど)
⑰Peter Chandler, 2010. A Dipterist's Handbook (2nd Editon)
A5, 525pp.(うちカラープレート32pp., モノクロプレート45pp.)
本書は、双翅目の採集、観察、研究をするための基礎事項が集約された手引書です。
内容は、生息地・生態の概要、採集方法、標本作成方法、飼育方法等のほか、分類学、成虫・幼虫の検索に必要な文献目録や法医昆虫学の分野まで幅広く触れられています。
(昆虫 六本脚のサイトより引用. http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/sub051.htm#dip)
⑯みんなで作る双翅目図鑑 http://homepage3.nifty.com/syrphidael/diptera_web/issun_photo.htm
⑰知られざる双翅目のために
http://diptera-bio.jimdo.com/
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■Nematocera(長角亜目)
1.オビヒメガガンボ科
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