ガガンボ上科-ガガンボ科-ユウレイガガンボ亜科-Dolichopeza
2014年時点で日本では14種記録されている。日本で記録のある亜属は3つ。
Subgenus Dolichopeza Curtis, 1825
Subgenus Nesopeza Alexander, 1914
Subgenus Oropeza Needham, 1908
世界ではたくさんの種類が記録されているらしい。
Catalogue of the Craneflies of the Worldで検索するとたくさん出てくる。 やばい。
◆生態とか(だいだい(Byers, 1961)から)
・北アメリカでは5月~7月辺りが旬?
・日本も5月~7月辺りが旬かも?
・日中は日陰で地表から近いところで樹木の幹とか草とか石とかで前脚のみ、あるいは前脚と中脚をひっかけてぶらーんとして休んでることが多い? 6本の脚全てをひっかけて休む子もいる模様?
・休んでるとき、翅は開いたり閉じてたり。
・日が落ちたら活動す?
・幼虫は蘚苔類を主に食す模様
...etc...
◆敵
・クモにやられることが結構あるらしい?
・他のガガンボ同様、外部寄生をするダニあり。
・ヤドリバエ科の仲間の一部が寄生するらしい
・線虫に寄生された例もあるそうだ
・他、鳥など。
◆目立つ特徴
・脚が長い。白い。 和名が表している通りユウレイのようにひょろっとしている。
・学名のDolichopezaは長い脚という意味。
・Dolichoはアシナガバエ科にも使われていますね。 Dolichopodidae.
◆参考になる文献
・Byers, G. W. 1961. “The Crane Fly Genus Dolichopeza in North America.” The University of Kansas Science Bulletin.
→Dolichopezaの卵~成虫まで、様々な情報が盛り沢山。 図も多数。
Dolichopezaを勉強するのであればこの文献は必須だと思われる
→Dolichopezaの卵~成虫まで、様々な情報が盛り沢山。 図も多数。
Dolichopezaを勉強するのであればこの文献は必須だと思われる
・Liu, Qifei, and Ding Yang. 2011. “Four New Species of the Subgenus Sinoropeza Alexander, with a Key to World Species (Diptera, Tipulidae, Dolichopeza).” Zootaxa 2784: 20–32.
・Oosterbroek, P., and V. Lantsov. 2011. “Review of the Western Palaearctic Species of Dolichopeza Curtis (Diptera, Tipulidae).” Tijdschrift Voor Entomologie 154 (2): 269–81.
・Theischinger, G. 1993. “The Australian Species of Dolichopeza CURTIS (Diptera: Tipulidae).”
Glime, Janice M. 2016. “Volume 2, Chapter 12-18: Terrestrial Insects: Holometabola - Diptera Nematocera: Tipuloidea.”
→ガガンボ科で、地上で生活する幼虫さんや成虫さんのカラー写真がたくさん載ってる。
Dolichopezaの写真もあり。
など。
日本の種をまとめた文献もあるらしい???けど詳細はわからない。
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